介護が必要となったとき

介護が必要となったとき

介護が必要となったときに何を望むか。それは人それぞれ異なりますが、誰もが共通し希望するものがあります。それは、QOL(生活の質)です。
人に介護されるくらいなら死んだ方がましだと考える人もいるでしょう。申し訳ないと思いながらも、感謝しながら介護を受ける人もいると思います。
ただ、どちらの場合も、その人がどのような人生を歩んできて、その後どのように死んでいきたいかということを大切にしなければ、とてもつらい最期を迎えてしまうリスクが高いです。
QOLは人の尊厳を守るということです。自分がしたいと思うことができる。会いたい人に会える、思ったことが口にできる。食べたいものが食べられる。どれも当たり前のことですが、体や心が不自由になってしまうとそれが当たり前ではなくなってしまいます。
介護が必要になったときに望むQOL、それは、当たり前のことが当たり前にできるように援助をしてもらい、自分の人生を肯定してもらうということではないでしょうか。

高齢者の介護

同居の祖父母や高齢の親でも居ない限り、20~30代の若い人たちにとって、「介護」というのは自分とは縁遠い話だと思うかもしれません。
しかし、それは果たして本当にそうでしょうか?
まだまだ元気で働き盛りだと思っていた40~50代の親が、ある日いきなりくも膜下出血や心筋梗塞で倒れたら。家族や恋人や友達、はたまた自分が、事故にあって身体が動かなくなったら。そんな日が来る可能性は、決して低いものではありません。
もしも、そんな日が来た時。今まで介護なんて全く経験の無い方は、何をしたらいいのか見当もつかずに途方にくれるかもしれません。
けれど周りを見回せば、市区町村の職員やヘルパーさんや施設の人など専門職の人でなくたって、今まで聞いたことがなかっただけで、意外と家族などの介護経験のある知り合いが周りにいるかもしれませんし、もちろん専門職の人は親身になって助けてくれることでしょう。
だからもしも、自分が介護をすることになったら。一人で悩まず、周りに助けを求めてみたら、きっと誰かが助けてくれますし、逆に自分がそんな人たちを助けることも出来るのではないでしょうか?